テスト前日の睡眠時間は何時間?徹夜との比較と緊張して眠れないときのコツ
テスト前日の睡眠時間は、大人で7〜9時間、10代なら8〜10時間が目安です。実は前日の一晩より、その前の1週間の睡眠のほうが成績と関係していました。
- 睡眠時間の目安: テスト前日に必要な睡眠は、多くの大人で7〜9時間、10代で8〜10時間です。
- 大事なのは1週間: 活動量計をつけた大学生88人の2019年の研究では、テスト前の1週間と1か月の睡眠が良い成績と関係し、前日の一晩だけでは関係が見られませんでした。
- 徹夜について: 徹夜をすると、覚えたことを記憶に定着させる深い眠りがなくなります。数時間の追加の勉強より、しっかり眠るほうがたいてい有利です。
- 眠れなかったとき: 一晩短くても大丈夫です。それまでの数週間の睡眠がちゃんと効いています。
- 緊張して眠れないとき: 寝る30〜60分前に勉強をやめ、気になることを紙に書き出し、一定のリズムの音を聴いて心を落ち着けましょう。
テスト前日の睡眠時間は何時間必要?
テスト前日の睡眠時間は、大人なら7〜9時間、10代なら8〜10時間が目安です。これはふだんの夜に必要な量と同じです。つまり「テスト前日の睡眠時間」の本当の問題は、まだ勉強したい気持ちがあるなかで、いつもどおりの一晩をどう守るかです。
起きる時間から逆算しましょう。朝7時に起きるなら、23時に眠れば8時間です。睡眠は約90分の周期で進み、浅い眠り、深い眠り、夢を見る眠りをくり返します。一晩しっかり眠ると、この周期を4〜6回経験します。
テスト前日の睡眠は本当に大事?
前日の一晩は思っているほど決定的ではなく、それまでの数週間のほうが大切です。2019年にnpj Science of Learningに掲載された研究では、大学の化学の授業を受ける学生88人が学期中ずっと活動量計をつけました。長く、ぐっすり、規則正しく眠っていた学生ほど成績が良い結果でした。
意外だったのはタイミングです。テスト前日の一晩の睡眠は、成績と関係がありませんでした。関係していたのは、テスト前の1週間と1か月の睡眠です。睡眠の指標をあわせると、成績の差の25%近くを説明していました。
今夜眠れずにいる人には良い知らせです。一晩寝つけなくても、数週間の良い睡眠がむだになることはありません。そしていちばんのテスト対策は早めに始まります。テスト期間を通して寝る時間をそろえることです。
徹夜と睡眠、どちらがいい?
ほとんどのテストで、徹夜より眠るほうが有利です。脳は夜に休むだけでなく、昼間に覚えたことを整理して保存しています。
2010年にNature Reviews Neuroscienceに掲載された総説は、そのしくみを説明しています。大きくゆっくりしたデルタ波が中心になる深い眠りのあいだ、脳は新しい記憶を再生し、短期の保管場所から長期の保管場所へ移します。そのあと、夢を見るレム睡眠がつながりを強めるのを助けると考えられています。
徹夜をすると、最後の1日に覚えた分はこの段階を通りません。さらに疲れた状態で本番を迎えることになり、疲れた脳は集中しにくく、思い出すのも遅くなります。深夜2時に2〜3時間勉強を増やしても、それに見合うことはあまりありません。
| 前日の過ごし方 | 得られるもの |
|---|---|
| しっかり睡眠、7〜9時間 | 深い眠りで覚えたことが定着し、朝は頭がすっきり |
| 短い睡眠、約5時間 | 深い眠りは少し確保、疲れは残るが一度なら乗り切れる |
| 徹夜 | 新しく覚えたことを定着させる睡眠がなく、本番で頭が回りにくい |
テスト前日、5時間睡眠でも大丈夫?
5時間は多くの人にとって足りませんが、あわてる必要はありません。深い眠りの大部分は夜の前半に来るので、短い夜でもそのかなりの部分はとれます。
短い夜になるとわかっているなら、夜のはじめを守りましょう。遅くまで勉強して遅く寝るより、いつもの時間に布団に入るほうが良いです。朝ごはんを食べ、朝の光を浴び、テストが午後なら10〜20分のパワーナップも役立ちます。寝ぼけた状態にならないよう、短めにしましょう。
テスト前日に緊張して眠れないときは?
テスト前日に眠るには、頭に「ここで終わり」という区切りをつけ、一定のものに意識を預けることが役立ちます。緊張するのは自然なことで、体が本番に向けて準備しているしるしです。次のことが多くの人に役立ちます。
- 寝る30〜60分前に勉強をやめる。 教科書を閉じ、ノートを片づけます。
- 書き出す。 持ち物や気になっていることをメモすれば、頭の中でくり返さずにすみます。
- カバンは今夜のうちに準備する。 朝7時に考えることがひとつ減ります。
- 明かりを落とし、部屋を涼しく保つ。
- ゆっくり息を吐く。 吸う時間より吐く時間を長くすると、体のペースが落ちやすくなります。
- 一定の音を聴く。 雨の音、やわらかなノイズ、ゆっくりしたバイノーラルビートは、テスト以外の意識の置き場所になります。
20分ほどたっても眠れなければ、いったん起きて、暗く静かな場所に座り、眠くなったら布団に戻りましょう。布団の中で時計を見続けると、かえって眠りにくくなります。
テスト前日の夜、音は眠りに役立つ?
音は気持ちを落ち着ける助けになりますが、それだけで眠りのスイッチが入るわけではありません。一定の背景音は小さな物音を目立たなくし、考えごとでいっぱいの頭にシンプルなよりどころを与えます。睡眠用のバイノーラルビートを好む人もいます。左右の耳に少しだけ違う音を流すと、脳はその差のゆっくりした揺れを感じます。研究は小規模で結果もまちまちなので、補助として使いましょう。
Shimmrでは、覚醒 → 眠りのShiftがアルファから始まり、20〜90分かけてデルタへ下がります。眠ったあとはスリープタイマーで音がフェードアウトします。長い勉強のあとは、ざわつき → 静けさがベータからアルファへ10〜20分で移り、寝る前に頭を切り替える手助けをします。バイノーラルのセッションはヘッドホンで、音量は小さめに。試験会場へ向かう運転中には聴かないでください。
テストへの不安で何週間も眠れない、パニックや気分の落ち込みがある、という場合は、医師や学校の相談窓口に相談してください。ひとりで抱え込む必要はありません。
よくある質問
テスト前日は何時間寝ればいいですか?
多くの大人は7〜9時間、10代は8〜10時間が目安です。起きる時間から逆算して寝る時間を決め、テスト前の1週間は同じリズムを保ちましょう。
テスト前日は徹夜と睡眠、どちらがいいですか?
ほとんどの場合、寝るほうが有利です。深い眠りのあいだに脳はその日に覚えたことを記憶に定着させ、疲れた脳は本番で思い出すのが遅くなります。
テスト前日の睡眠時間は最低何時間必要ですか?
決まった最低ラインはありませんが、5時間は多くの人にとって足りません。それでも一晩短いだけで覚えたことが消えるわけではなく、それまでよく眠れていれば十分に力を出せます。
テスト前日に緊張して眠れないときはどうすればいいですか?
寝る30〜60分前に勉強をやめ、頭にあることを書き出し、明かりを落として、ゆっくり息を吐きましょう。雨の音や、ゆっくりしたバイノーラルビートのような一定の音は、意識の置き場所になります。
テストの前に昼寝をしてもいいですか?
午後のテストなら、10〜20分の短い昼寝が役立つことがあります。特に前の晩が短かったときに有効です。短めにして、テストの1時間以上前には起きましょう。
この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言ではありません。バイノーラルビートは不眠症やその他の疾患の治療法ではありません。